現状の自分を把握することが大事4

ココロ

大学時代は、、、

 地元の大学に入学したものの、特に目的もありませんせんでした。

 相変わらず、バイトに明け暮れる日々です。バイトの先輩が同じ大学だったので、同じ部活に入ってましたが、部活とは名ばかり。ほとんどサークルいやバイト部と言っても過言ではないぐらいです。

没頭するものが見つかる

 しかし、二回生になると部活の”主務”を務める事になりました。

そんな私が最初に直面したことは、、、

 廃部の危機に陥っている部を救済することでした。

 当時の我部は、試合にも出場せず学校からの助成金を使うだけの厄介者。学校側からも問題視され「今期まともな活動をしない場合は部としては認めない」と通告されてしまいました。

 主将は、相変わらずバイト三昧でしたので立て直しは私が受け持つことに。。

実績をつくる

 まずは、実績を作らない事には始まりません。部員も私を入れて5名、、部員の確保から始めます。

 新入生のオリエンテーリングに潜り込み”必死の勧誘”や、キャンパスで新入生と見るや”これまた、強引な勧誘”を繰りひろげ、何とか3人の新入生を確保する事に成功します。あ、ちなみに全員スポーツ未経験者です(笑)

 どうなることやら、、、

練習場所の確保

 地方の単科大学ですので、ろくな練習場所が取れない。これは運動部においては致命傷です。そこで、近隣の高校へ出向き練習場所の提供と合同練習を提案しました。案の定、見事に断られましたが、こちらもそれで引き下がる訳にはいきません。嫌がらせのように訪問し説得、ついには了承いただくことに成功したました。この経験は、後の仕事に大いに役立つ事となります。

 ひたすら行動、これが身を結びました。

試合に出場する

 とりあえず、駒は揃いました。次は試合にエントリーです。

 団体競技ではなかった我が部は、個人の技量はともかくエントリーは可能でした。まともに競技はできませんが、実績づくりが大事です。出られる大会には全てエントリーしました。

 これで、大学に提出できる実績が一つ出来上がりです。

部の運営にはお金が必要です

 遠征に行けばもちろん、お金が必要です。また、部の備品を購入するのも然り。

 特に期待も実績もなく、廃部の危機にあった我が部への助成金は”雀の涙”ほどのお金しか支給されません。そのお金で何とかやりくりしていくのが”主務”の務めです。インターネットなんて今ほど普及していな頃です、当地の観光案内所などに安い旅館を斡旋してもらうなど苦労しました。

 お金のやりくりは大変でしたが、大学に提出する収支報告作成は良い経験となりました。

救世主現る

 二回生も半ばの頃、一人の新入生が「他の部と掛け持ちで良ければ、、、」と入部してくれました。その新入生(M君とします)は競技経験者で素人の私には力強い味方になりました。M君は、練習もきちんとこなして、夜の飲み会にもきっちり参加するナイスガイです。この後、彼には主務を務めていただくのですが、後輩たちの面倒みもよく私の後継者として頼もしい成長を見せてくれました。

 困った時に現れる救世主、本当にありがたい。

学外コーチを招聘する

 さて、私が三回生になる頃には部員も増え遠方の大会にも遠征に行くなど、部としての体を成してきました。もちろんM君がよく働いてくれたおかげもあります。

 人間は、欲深いもので次のものを欲しがります。始めは参加するだけでも良かった大会も勝ちたいという欲が生まれてきました。そこで思いついたのは”学外コーチ”を招聘し鍛えてもらうことです。しかし、我が部は未だにもって学校のお荷物、学外コーチの費用までみてくれるわけもなく。。。兼ねてからの知り合いであった方にダメ元でコーチ就任の打診をします。その方は、コーチを本職とする正にプロの方でしたが、依頼の趣旨に賛同いただけて無償でコーチを引き受けてくださいました。

 ダメと思っても、行動をしてみるものですね。

大学も認めてくれる存在に

 そんな我が部の変化を感じ取る人も出てきました。部活を統括する大学職員の方です。

 部の運営にアドバイスをいただいたり励ましもいただきました。また、私たちを馬鹿していた他の体育会系の人たちも普通に口聞いてくれるようになり、認知もされていました。報われるって良いですね、前進しようという気にさせてくれます。

 何かの手応えがあると、前に進む力になる。

人との縁に感謝

 始めは、部に入るように頼まれたし、就職に有利そうだから、、、で始めた部活でしたが、結局就職活動もそっちのけで四回生も全て部の運営に捧げました(笑) これは、学外コーチ、部員のみんな、そして我が部を応援してくれた方々全ての力あってのものだと思っています。

 追い出しコンパの時に、M君を筆頭に後輩たちが号泣で送り出してくれた事は数十年経った今でも鮮明に覚えています。本当に人との縁は、良いものですね。

今日の私的なおさらい

 その後、我が部の後輩たちは地区ブロックの大会で優勝するなど、廃部寸是の状態から大学から表彰されるような部になりました。その過程に少しでも参画できたことは、自分の自信にもなり成功体験の一つです。

 思いったったら行動する。結果は後からついてくる。恐れる事なかれですね。

 

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